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朗読メールマガジン
ご愛読いつもありがとうございます。
第56号
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朗読カフェ、マスターの喜多川拓郎です。
朗読メルマガ、ご愛読ありがとうございます。
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今月の新作録音
☆かいのお じゅんこさんさん☆
新美南吉 「ごん狐」
是非聞いて下さい。
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作品を送っていただいた方、しばらくお待ち下さい。
アクセントや読み違いなどがなければ、そのまま登録させていただきます。
(原則として他のサイトで公開していない作品)
HPになるまでには、少し時間がかかります。
しばらくお待ち下さい。
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1 朗読会などのお知らせ
2 感情表現について
3 今日のワンポイント
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朗読会のお知らせ
『楯岡眞弓語りのコンサート』
20周年 舞台はいつも綱渡り
「海紅豆咲くころ」
「キムジーナーの約束」
2012年6月9日(土)14:00開演
会場:東久留米西部地域センター3階ホール
入場料 2300円 小中高生 1500円
【出 演】 楯岡眞弓
山本竹勇 (津軽三味線)
喜多川拓郎(朗読)
中山葉子(ピアノ)
主催/語りのコンサート実行委員会
久しぶりに語りの舞台に立つことになりました。
楯岡さんが地域で20年にわたり続けている舞台のお手伝いをさせていただきます。
特攻隊の役、突き出たお腹を何とかしなくては・・・
喜多川拓郎
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朗読会などの企画があればお知らせ下さい。(アマチュア・プロ、地域は問いません)
メルマガやHPでご紹介致します。
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感情表現について
ロボット俳優が生まれる日
今、韓流の時代劇シリーズ最新作の日本語版に出演しています。
まもなく放送も始まりますが、いつも思うのは韓流スターの演技の巧さです。
このところ日本映画も頑張っていますが、韓流ドラマの人気はまだまだ続くと確信します。
我々声優陣も気を引き締めもっともっと勉強しなければと思います。
特に素晴らしいと感じるのは自然な感情表現です。
表現者にとって一番難しいのが自然な「感情」表現だと思うのです。
板東玉三郎さんはエッセイで
「演技というのは、基本的に、人間の感情を再構築することだと私は考えていま
す」
「では、どういう過程を辿れば、感情は再構築されていくか。
それにはまず、人はどういう風に感情を表に出していくのかを考えていけばい
いと思います。感情を表に出す。それは結局「反応」ということになるのですが、
そういう「反応」をするのには、必ずきっかけがあるわけです。そして、何かきっ
かけがあって、人はその出来事をまず「感受」します。やがて、それが自分の頭
脳に、いわゆる感情として「浸透」していき、その結果「反応」が生まれてくる
わけです。これは生理的に行われるものなのですが、それを意識的に作っていく
というのが演技なのです。」
と語っています。
男性でありながら、女性を美しく演じる玉三郎さんの演技論です。
人間の感情は外部からの刺激に対して次々生まれていきます。それを意識的に再
構築するのが演技だといっています。
歌舞伎という伝統芸術の型を受け継ぐ、厳しい鍛錬のなかから生み出された演
技論はずっしりと重く感じます。
演技者を目指したものは誰でもその境地に到達したいと思ってはいるに違いあ
りませんが、実践するのは難しいです。
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感情情動のメカニズムは脳科学の分野でも研究が進んでいます。
脳科学の本を読んでいると演技のヒントになる事が沢山あります。
感情の基本は、驚き(surprise)、喜び(happiness)、怒り(anger)、恐怖
(fear)、悲しみ(sadness)、嫌悪(disgust)で、これを心理学上の基本6感情です。
これらは単独ではなく、複数の感情が混ざりあった混合感情として表出されます。
俳優がこうした感情を自在に表現出来るようになるには、何年も修行しなけれ
ばなりません。
ところが、驚いたことに"感情"機能を搭載した情動表出ヒューマノイドロボッ
トが開発されていると言うのです。
そういえば、平田オリザさんは以前、ロボットによる演劇を実験的に行いまし
た。
「舞台上でロボットと人間が「ごく自然に」演じ、対話し、関わり合う。近未
来に訪れるであろうロボットと人間の在りようを舞台に表現し、観客がロボット
に対して「感心」するではなく「感動」する、先例のない演劇作品。」
http://a
ichitriennale.jp/artists/performing-arts/oriza-hirata-ishiguro-l
aboratory-osaka-university.html
演出者の意図通り的確に感情が表出できれば、生の俳優は必要なくなるのかも
しれません。
ヒューマノイドロボットはまず外部からの刺激に反応する情動を作用時間によっ
て長い順に、学習・気分・ダイナミックレスポンスとして三段階に構造化し、刺
激に対して反応するロボットに心理状態の時系列変化を起こさせる。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0511/28/news050.html
演技でも、外部からの切っ掛けに対して、まず反射します。それから、気分、
認識と言う過程を経て、反応する。玉三郎さんの言う感受、浸透、反応です。
近い将来ロボットから演技を学ぶ日が来るかもしれませんね。
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今日のワンポイント。
舌骨体操
滑舌が悪くなってきたなと感じたら、舌骨(舌の付け根)の筋トレがお奨めです。
舌の動きの悪いのが言葉を噛む原因の一つです。
リラックスして立ち天井に顔を向けて、口を開いたまま 母音の練習をしてみて
下さい。このとき舌の付け根、喉と顎の間にある舌骨が動いていることを確認し
て下さい。
これまで参考にしてきた文献
http://goo.gl/VyX4A
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朗読 カフェ http://roudoku.me/
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カフェマスター伝言板
これまで参考にさせていただいた本を一覧できるようにしました。
http://goo.gl/VyX4A
宮沢賢治作品朗読してHPに掲載しました。
お時間のある時に聞いて下さい。
最新録音
税務署長の冒険、密造酒取り締まりに躍起になる税務署長の奮闘記。
http://kitagawatakurou.net/roudoku/omosiro/zeimu.html
藤原慶次郎シリーズ
「鳥をとるやなぎ」エレキの青いブリキのやなぎに鳥が吸い込まれた!!
http://kitagawatakurou.net/roudoku/hahato/toriyanagi.html
「二人の役人」役人の仕事ってこれだったのか!!
http://kitagawatakurou.net/roudoku/hahato/hutarino.html
凱旋将軍ソンバーユ長い砂漠での戦いで馬に身体がくっついて降りられません!
さぁ大変!!
「北守将軍と三人兄弟の医者」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/omosiro/hokusyu.html
今後ともよろしくお願いいたします。
2012年5月19日14時18分46秒 土曜日
最新号は91号です。