メールマガジン
朗読メールマガジン
ご愛読いつもありがとうございます。
第19号
☆.。:・★.。:*・☆.。:*☆.。:*・★.。:*・☆.。:・★.。:*・☆
こんにちは、朗読カフェ、マスターの喜多川拓郎です。
朗読メルマガ、ご愛読ありがとうございます。
立冬!
あまり実感がわきません。
暦だけが、進んでいきます。
金田一春彦さんの 言葉の歳時記では 11月8日は
逝く秋の 大和の国の薬師寺の塔の上なる ひと片の雲
「これを英訳すると、ひと片の雲が一番前に来て雲の話だとすぐわかる。
日本語の順序は実用出来ではないが、芸術の精神にはよく叶っている、と」
だから難しいんですよね、声にして表現する朗読の場合は。
朗読カフェへの参加お待ちしております。
是非仲間になって下さい。
費用はかかりません。
そのかわりお礼もでません。
参加資格は問いません。
☆.。:・★.。:*・☆.。:*☆.。:*・★.。:*・☆.。:・★.。:*・☆
1 朗読会などのお知らせ
2 声の振動で癒し効果?
3 今日のワンポイント
☆.。:・★.。:*・☆.。:*☆.。:*・★.。:*・☆.。:・★.。:*・☆
お待たせしました!!
近々朗読ワークショップ開催します。
ただ今準備中です。
それとご希望の多い個人レッスンの受付を開始します。
いましばらくお待ち下さい。
人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
槇大輔さん主催
語りの会 のお知らせです。
「第9回・定期公演」11月12日(金)19:00~21:00
13日(土)14:00~16:00
詳細は「語座」HPをご覧下さい。
人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
津野まさいさん主催
語り
「言の葉」第一章
2010年12月1日 (水)
昼 夜 公演
銀座かくえホール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
声の振動で癒し効果?
昔から、音楽には癒しの効果があると言われていますが、これは楽器だけに限ったことではなく、人間の声でも同じだと思います。超低音の声を間近で聞いているうちに、声の振動で肩のこりがとれたなどという冗談のような話もあります。
では、どうすれば心地よい響きが得られるのでしょうか?
楽器のことを考えて見ましょう。どんなに良い楽器でも、力ずくで演奏したのでは心地よい響きは得られません。例えばギターは、弦を弾いて、それをボディに共鳴させて音を出します。このとき、弦に余分な力が加わったり、共鳴させるボディに力を加えて押さえつけていたら、響きませんよね。
声の場合もこれと同じです。いかに発声器官に無駄な力を入れないかがポイントになるのです。このことを知らずに「良い声を出そうとすると、知らず知らずのうちに、落とし穴に落ちてしまうのです。
発声の落とし穴、その。つは、プロのマネをすることです。カラオケや喉自慢で歌っている人の中には、オペラ歌手のマネをしている人を時々見かけます。中にはプロも吃驚するような素晴らしい共鳴器官を持った人もいますが、ほとんどの人は喉に力が入り、心地よい響きとは言えません。これは、朗読や読み聞かせでも同じです。プロは、ヴォイストレーニングで鍛錬している上に稽古を重ねて、本番では、無駄な力を入れないようにしているのです。
プロの声だけを真似ても上手くいきません。まずは無駄な力を抜いてリラックスしてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
体全体のバランスを意識して話そう
もう一つの落とし穴は、「姿勢」です。発声における姿勢の重要性はこれまでも何度かお話してきたので、すでにご存じの方も多いと思います。でも「良い姿勢」と聞くと、背筋を真っ直ぐにした、ファッションモデルの姿勢、あるいは「気をつけ」の姿勢を連想するのではないでしょうか。
ところがこれが必ずしも「発声にとって良い姿勢」とは言えないのです。「気をつけ」と聞いただけで、学校の朝礼を思い出して、身体が硬直する人もいると思います。緊張して全身に力が入っては、とても心地よく響く声は山ません。実際には体育式の「気をつけ」と「休め」なら、むしろ「休め」の方が良いくらいなのです。ただし、猫背は良くありません。猫背の私か言っているのですから間違いありません。
-*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-
ワンポイント
お勧めの姿勢矯正法がありますのでご紹介しましょう。まず「正しい姿勢」や「良い姿勢」ではなく、「身体が地球の一部」となるように意識して下さい。次に、重心が両足の真ん中にくるように立ちます。
このとき、秋田の竿灯のように、身体の中に小さな提灯が沢山ぶら下がっているとイメージして下さい。そして下から足、腰、お腹、胸、肩、首、頭と、一つ一つの提灯を揺するようにバランスをとります。緊張すると提灯の向きがバラバラになるので重心が傾き、それを支えようとして余計な力が入ります。上手くバランスがとれると、身体が軽くなるように感じます。最後に顎の力も抜いてリラックスします。
この状態で声を出してみましょう。心地よく響いていると思います。自分では分からないかもしれませんが、録音すると違いがはっきり分かります。疲れてくるとバランスが崩れてきますから、時々調整するのもお忘れなく。
皆さんの声は世界中にたった一つの貴重な声です。自分の声に自信を持って、自然な姿勢で自然に声を出すことが、良い声を出す秘訣だと思います。
-*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-
宮沢賢治作品朗読してHPに掲載しました。
お時間のある時に聞いて下さい。
最新録音
「狼の森と笊森、盗人森」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/hahato/oinomori.html
「なめとこ山のくま」再録音
http://kitagawatakurou.net/roudoku/simizimi/name.html
「とっこべとら子」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/omosiro/tokkobe.html
「紫紺染めについて」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/omosiro/sikon.html
「山男の4月」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/yume/yamaotko.html
-*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--
朗読 カフェ http://roudoku.me/
-*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--
最新号は91号です。