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第17号

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こんにちは、朗読カフェ、マスターの喜多川拓郎です。

朗読メルマガ、ご愛読ありがとうございます。
急に冷えてきましたね!!
喉のケアはうがいが一番です。

朗読カフェへの参加お待ちしております。
是非仲間になって下さい。
費用はかかりません。
そのかわりお礼もでません。
参加資格は問いません。

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1 朗読会などのお知らせ

2 シティーボーイズミックス ライブ

3 今日のワンポイント 


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経王寺 プンダリーカ・ライブ

ふぁんふぁん版
「森の石松」

演出・構成

林田尚親

2010年 10月30日
14:00~
18:00~

場所 経王寺
料金 2000円 
お申し込みは
tagai@kyoouji.gr.jp

人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

槇大輔さん主催 

語りの会 のお知らせです。


「第9回・定期公演」11月12日(金)19:00~21:00

13日(土)14:00~16:00

詳細は「語座」HPをご覧下さい。

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シティーボーイズミックス

「10月突然大豆のごとく」

10月17日~24日

新国立劇場 中劇場

出演

大竹まこと きたろう 斉木しげる 中村有志 他

見てきました!!
 チケット完売。完売でもスカスカの劇場はよくありますが、びっちり満員の新国立劇
場、お客さんが待ちに待った半年遅れのライブだけに熱気があります。ライブを続けて
30年!!大竹さんの白髪頭と、斉木さんのお腹に年の流れを感じますが、きたろうさ
んの音痴は相変わらず、斉木さんのハイパーリアリズム演技はさらに進化して、それ
に怒る大竹さんのテンションメーターは上がりっぱなし。回を重ねるごとに、メンバーの
年齢と反比例するように若い有能なスタッフが集まり、チーム一丸となって、ライブを支
えています。芝居の部分だけでなく、笑えるところが舞台のあちこちにちりばめられ
て、油断していると笑いのウェーブに乗り遅れてしまいます。客席一体となる笑いの
後、あちこちでクスクス起きる笑いは、道を歩いていて宝物を拾った時のように、こみ上
げてくる笑いを周囲に悟られたくないと思っているかのようにも聞こえます。

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人生は偶有性と言う名のゲーム(茂木健一郎)だといいます。
安定して、確実に生きたいと言う願いとは裏腹に、明日はどうなるか分からないのが
現実。この偶有性に人と人とのコミュニケーションや興味の対象が支配されているの
がだそうです。このライブもまさに一分後に何が起きるかわからない、偶有性に満ちて
います。出演者全員がタレントとして超一流であるにもかかわらず、客席には、綱渡り
の経験がないのに、いきなり地上10メートルの綱渡りに命綱なしで挑戦している人を
見守っているかのような、緊張感があるのです。初日と千秋楽、マチネーとソワレーで
も全く別の作品になり得ます。お客さんととの皮膚呼吸のようなコミュニケーションの中
で、日々新しい感激や感動、笑いが生み出されているのでしょう。
 朗読会などでも、この偶有性が感じられる作品はととても楽しいのは言うまでもあり
ません。

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 台本を暗唱しているのに、本番で忘れてしまった!これは朗読会などでもよく見かけ
ます。これも偶有性かもしれません。しかし、思い出そうと、演者の脳が陥った真空状
態はお客さんの興味を断裁してしまいます。お芝居では、台詞を覚えたことがないの
で有名な人もいるくらいでそのエピソードには事欠きません。お芝居なら、相手役が
フォローしたり出来るので、よほどの事がない限り、芝居が止まることはありません。し
かし朗読や語りで、台詞を忘れた場合悲惨な状況に陥ります。私もそうした悪夢に立
ち会った経験は何度もあります。人間ですから忘れることは必ずあります。ですからそ
の時の為にほとんどの舞台ではプロンプター(台詞を忘れた俳優に思い出させる人)を
用意しています。通常は舞台袖に控えて肉声でプロンプします。演者に聞こえないか
らと次第に大きな声になって、客席にプロンプターの声が聞こえてしまうなんてことはよ
くあります。小さな劇場や喫茶店などの会では悲惨です。袖がないので、プロンプがつ
けられず、話の途中で、台本をとりに戻ったり、客席の端にいるスタッフに聞きに行った
り、プロンプターに「もっと大きな声で」と怒鳴った人もいました。5秒くらい間があくと、
客席はアレッとなり10秒以上になると、ざわつきます。それで思い出せば良いのです
が、頭が真っ白になってしまうと回復は難しいようです。私自身は舞台(いろいろな)経
験が長いので、何度もあります。一番の見せ場で、長台詞が飛んでしまい、思いつく
言葉をしゃべって繋ぎましたが、相手役には気の毒でした。

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ワンポイント

舞台で真っ白になったときは??
慌てない事が一番だと思います。忘れたらもう仕方ありません。なんとかなります。
私は台本を持った朗読会で、脳が真空 真っ白になった経験があります。完全に暗記
していて、途中のフレーズが出てこなくなり、不安になって台本に目を落とした時、どこ
を表現していたのか見失ってしまったのです。夢から覚めた時のような状態で、寝ぼけ
てしまったかのようでした。暗唱したイメージの世界と、活字との間にエアポケットがあ
るのです。なので台本を持つからといって安心できません。活字を見るなら見る、見な
いなら見ないと覚悟を決めて稽古することをおすすめします。


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宮沢賢治作品朗読してHPに掲載しました。

お時間のある時に聞いて下さい。
山男の4月
http://kitagawatakurou.net/roudoku/yume/yamaotko.html
「なめとこ山のくま」再録音
http://kitagawatakurou.net/roudoku/simizimi/name.html
「とっこべとら子」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/omosiro/tokkobe.html
「紫紺染めについて」
http://kitagawatakurou.net/roudoku/omosiro/sikon.html




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      朗読 カフェ  http://roudoku.me/

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今後ともよろしくお願いします。

2010年10月26日22時10分1秒 火曜日


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最新号は91号です。

朗読カフェマスター
プロフィール

喜多川拓郎

ようこそ朗読カフェへ
 私はナレーター声優として仕事をしながら、十数年前からHPで宮沢賢治作品の朗読をしてきました。夢は全作品の音声化・・亀より遅いのでいつになるやら。
 以前、某出版社の国語教科書に掲載されている、文学作品の朗読CDにスタッフ・キャストとして参加しました。そのとき宮沢賢治作品の奥深い魅力に引き込まれたのが、きっかけです。ひとりで録音、編集をしているので、間に合いません。そこで朗読カフェをオープンして仲間を募ることにしました。
 幸いHPを運営する環境は飛躍的に改善されました。
 おいしいコーヒーを飲みながら、気軽に朗読を楽しめたら・・
是非 皆さんの参加をお待ちしております。

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喜多塾
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